フィールド オブ ドリーム
仙台に新球団が来るということで、宮城球場がテレビによく映る。相変わらずボロい球場だ。俺が小学生の時もすでにボロかったイメージがある。
今から20数年前、俺もそこそこの野球少年だった。テレビでは巨人の王や張本、堀内、後に阪神にトレードに出された小林が活躍していた頃だったと思う。長嶋はあまり憶えていない。
とりあえず、週3日は野球なりキャッチボールをしていた。別にチームに入っている訳でもなく、その当時の子供はみんな野球をやっていたのである。
うちの親父は、あの東北高校で野球をやっていたので無類の野球好きだ。地元では、ソフトボールのチームを作り毎週のように試合に行っていた。俺もよく連れられて、グランドの横で同じ境遇の子供達と遊んでいた。
当時俺は巨人ファンだったのに、親父が大洋ホエールズ(今のベイスターズ)の親会社、マルハ水産の関連会社に勤めていたので、嫌々ながら買ってもらったホエールズの帽子をかぶっていた。親父も、部屋に王選手のポスターが貼ってあったのできっと巨人ファンだったと思う。
年に一度、ホエールズが宮城球場で試合をする時は、会社からチケットをもらってきて二人で観に行った。なぜか二人だけで出かけるのがくすぐったい感じがしたのを憶えている。
試合が始まる前、一人でどこかへ消えた親父は、どこからか選手のサイン色紙や、選手全員の顔写真が載っている下敷きをもらってきて俺にくれた。親父はなんらかの関係者と知り合いで、顔が利くんだと子供心におもっていた。
だから親父に、始球式がやりたいとだいぶ駄々をこねたことがある。始球式をやると、ユニホームからシューズ、グローブまで一式もらえると聞いたからである。
今考えると無茶な話である。親父も随分困ったと思う。
そんな記憶が、テレビに映る球場をみているうちによみがえってきた。
来年からスタートする新球団、東北楽天ゴールデンイーグルス、応援しようと思う。
そしていつか、俺に始球式をやらせてくれ!
2004/11/07 12:51:11
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